宿泊先に行く際に足とするものとして車は当然ですが、車以外にも利用することもあります。細かいことは後々説明しますが、出かける前に当然しておくべきことというものはあります。共通していえることとしては、やはり『事前に排泄などを済ませておく』事は必須です。難しいところでしょうが、これはそれなりに出かける時間に余裕を持ってきちんとできた直後に出かけられるよう支度しておく準備も必要となっております。解決しようとしても中々出来ることではないと思いますが、ペットがきちんと排尿・排便できるまで時間に余裕を持って待てるように出発時間を持つことも飼い主に求められることでしょう。
また、車など乗り物に酔いやすい場合には事前に食事を与えないようにしておくことも重要です。朝ごはんそのものを抜くというのは難しいので、やはりこれもいつもご飯を上げる時間よりも早めに食事を与えるということで解決した方がいいかもしれません。自家用車で吐くのであればある程度考慮は出来るかもしれませんが、公共の乗り物となったらそうは行きません。家族としての核の中で解決できることなら問題といえるでしょうが、他人が関わってくるような場所であるならなおのこと気をつける必要があります。公共の場ともなれば動物そのものに嫌悪感を示す人がいてもおかしくないので、その点を留意しておく必要があります。
では次からは各乗り物におけるペット同伴について話をしていきましょう。
電車で移動を考えている人の中に大型犬を飼っている人は、基本的に車での移動手段を用いるなどの手段に変更する必要があります。これはJRが取り決めている規約になりますが、ペットは『手回り品』という分類に扱われ、有人の切符売り場で専用の切符を購入することでようやく、小型犬が乗ることができます。但しこの時もクレートなど持ち運ぶために利用するものに入れていることが最低条件となっています。電車内で迷惑行為に該当しないようにしているのでこの規約を守ることの出来ない場合には、電車での移動手段を用いるべきではないでしょう。
やはり愛犬との旅行ともなれば車は必須となります、タクシーにしても乗せられるかどうかも乗車前に問い合わせておく必要があります。また、バスなども基本的に電車と同様にクレートにいれておく事が最低条件ですが、夜行バスなどの長距離運転となれば持ち込むことそのものを禁止しているので諦めましょう。ペットを伴っての旅行となれば電車での移動はあまり現実的ではありませんね。電車に乗せている犬もそうですが、乗客などの中にはアレルギーを持っているなどの身体機能に影響を及ぼすようなことになってしまうこともありえるので、電車での旅行は基本的に考えるべきではないでしょう。
電車で旅行というのも確かにありですが、その他に旅行で利用することになる乗り物としては飛行機でしょう。いないとは思いますがさすがに国際線を利用する旅行の際にはペットを預かるといったことを行なえませんので、海外旅行にペット同伴は不可能と考えてください。飛行中にペットへの水や食料の補給は基本的に出来ないため、国内線での旅行まで飛行機で出かけられる範囲となっております。飛行機であるなら大型犬も預かることも出来ますが、現在ではフレンチドッグなどの一部小型犬を預かることは出来ないケースもあるため詳しい情報は事前に調べておく必要があります。
飛行機に詰まれるときですが、先ほどもお話したとおり飛行中に水などを飲むことができないので事前につくまでの移動時間などを総合して、水分補給と食料を与えておく必要があります。水分に関してはクレート内に取り付けることの出来る水分補給用のボトルを取り付けることも出来るので、心配なときにはそういった配慮をしてあげましょう。後は付くまでしばしの別れとなってしまいますが、愛犬としても慣れない飛行機での移動中はストレスを感じているので到着した後は愛犬の緊張をほぐしてあげる必要がありますが、それは飼い主の見せ所というものです。
各飛行会社に共通していることは搭乗前にペットを運輸する際に同意書にサインをすることです。運んでいる最中に不慮の事故で死亡するなどの事態になった際の誓約書みたいものでしょうが、飼い主としては書かされることに異議を申し立てたいところですが仕方ないでしょう。だからこそペットの体調が万全の時に飛行機などを用いての旅行をすることが大事となるわけですね。せっかくの旅行ですから愛犬と共に無事つくためには普段から健康管理はしっかりとしておくのも、こういった事態に対応するためと思えば安いものでしょう。
主な移動手段として、最後にフェリーという手段もあります。船は色々と危険がつき物となりますが、何より搭乗したら専用の船室で共に過ごせるというのは利点でしょう。当たり前ですが、船に乗っているときにリードをつけないで野放しにするなどもってのほかです。船側としてはもちろん対策はしているだろうと思いますが、飼い主側にもキチンとした行動を求めてこそ船旅ができるという物なので、きちんと理解を示さなくてはいけません。
船によっては船内にドッグランを用意している船もあるので、活発な性格をしているのであればそういった船で搭乗して到着までストレスを発散できるようにしてあげるのも良いですね。
愛犬家にしたら家族も同然!そんな犬と出かけることについて。ひたすら紹介します!