預けることも出来ないとなれば、もはや連れて行くしかありません。人生の伴侶、もしくは一心同体といってもいいくらいの存在でもある愛犬と共に出かけるために愛犬を連れて行けるところに旅行するという人もいるでしょう。今ではそんな自宅で飼っている犬と同伴できる宿泊先もそれなりに数が増えています。介護犬などの社会福祉労働に従じている子達を除いても条件を満たしていれば宿泊できる施設というのは、日本各地にあります。宿泊といってもキャンプなどのアウトドアというわけではなくキチンとしたホテルなどに連れて行くことも可能となっているのです。数としてはまだまだというところかもしれませんが、旅行先にあるならもちろん越したことはないでしょう、そこへ行けば愛犬を留守番にしておく必要もなくなって一緒に旅行を楽しむことができるというのは家族としては嬉しいことでしょう。ですが旅行先となっているので、もちろん排泄物などの処理については神経質にならなくてはいけないので飼い主の仕事が増えますが、連れて行くくらいですか楽にならないでしょう。
ではこれで一安心、と思っているでしょうが旅先に向かう前に愛犬たちにもしておく必要がある準備というものがあります。それをきちんとこなしてこそようやく楽しむことが出来る準備が整ったといえる状況になります。どんなことが必要なのかをここで紹介していくとしましょう。
犬の希望は犬に聞け、なんてことをいう人はいないと思います。犬は喋ることができませんので宿泊先にしても愛犬の事を考えて選ぶ必要があります。いった先でトラブルに会わないようにするためには事前に宿泊をしようと考えている宿に直接問い合わせる必要があります。そこで犬を宿泊することをきちんと知らせた上で、情報を最新のものへとアップグレードしておく必要があります。ネットや雑誌などの情報というものは常に最新ではありません。情報は一刻過ぎていくごとに劣化していくもの、そんな錆びた情報をあてにしていると手痛い目にあってしまうのは愛犬です。そうならないためにも旅館に現在犬を泊まらせるということを伝えた上で、現在の状況と事前に仕入れている情報を総合して宿泊先を決める必要があります。
ここでもいえることは愛犬のために宿泊先を選ぶということ、もはやお犬様ですが徳川綱吉になった気分でいれば問題ないでしょう。
汚いまま外出させてはさすがにまずいでしょう、そのため旅行1週間前くらいになったらシャンプーで清潔にしておく必要があります。ノミといった問題もありますが、犬から出る獣独特の匂いに対して敏感な人というものは必ずいます。その際に不用意なトラブルを招かないためにも外出時には愛犬を洗っておくというのは何気に重要なこととなっているのです。
ですがやはり気になるところは抜け毛という問題でしょう。短毛種でもかなり抜けるのに長毛種の子ともなればかなりの量が抜け落ちてしまいます、宿泊先でそういった抜け毛が出ないようにするのも飼い主の責任となっています。ただシャンプーをした翌日に大量に毛が抜け落ちてしまうということになったら、前日でのシャンプーは控える必要があります。結構神経質に気をつけなくてはいけないことが沢山出てきますが、辛抱と思って耐えてください。
愛犬がいつ何処で病気を貰ってくるか分からないため、旅行先でのそういった感染を防ぐという意味でも予防接種をしておくことは重要となってきます。これは旅行に限らないすべての外出先における必須条件でしょう、旅館としても病気持ちの犬を宿泊させることはさすがに出来ないためきちんと予防接種などをしていることを証明してもらうために診断書の持参を求めるところもあります。診断書を持っていくことも大事ですが、病気を旅行前に発症してしまうようなら中止にしてください。宿泊先で他の犬に感染する、もしくは合併して悪化してしまうという危険性なども出てきてしまうのでそうなった場合は早急に宿泊中止を連絡してください。せっかく予約したから少しくらい、なんて考えてしまう人はそれこそ人間のエゴというものです、我先に考えなくてはいけないことは愛犬の無事だけだということを忘れないようにしてください。
いないとは思いますが、当然発情期となるこうしたシーズン期に宿泊することはもってのほかです。外出先で他の犬たちに対して興奮させる材料を与えてしまうため、下手をしたら病気を移されてしまう恐れも十分にあります。前後期であるなら中止を決断することも勇気です。
上記のように旅行前にしておくことをかきましたが、これは最低条件となっています。これ以外にも宿泊先までに伴う休憩地点を決めること、さらに外出先でもしもはぐれた際には迷子札をきちんと愛犬に持たせとくなどの準備も欠かせません。愛犬との旅行とはそれほど入念な計画が必要となっているので、どんな事態になっても対応できるように心構えをもっておく必要があります。外出先ともなれば不特定多数の人に接するようにもなるため、愛犬のみは自分で守るという危害でいなくてはいけません。最近は動物を虐げることに対して何の躊躇を持っていない人もいるため、いついかなるときに身の危険が迫っているのか知れたものではありません。脅威というものは何処にでも存在していることを忘れないようにするように構えることも必要でしょう。
愛犬家にしたら家族も同然!そんな犬と出かけることについて。ひたすら紹介します!