犬を飼うとなれば必ずすることになるといえば、当然ですが犬の健康保持という名目もかねての散歩をすることが最も肝心なこととなっています。この散歩にしても小型犬と大型犬では必要最低限の運動数というものは異なってきてしまいますので、きちんとそれに応じた距離を歩いてあげることが一番ベストです。とはいえさすがに毎日同じ距離を同じ日数歩くというのは難しいかもしれないので、ストレスを与えることになるかもしれませんが距離や時間などを縮めて散歩をした後は思い切り遊んであげるなどのアフターケアを施してあげなくてはいけません。もちろん毎日愛犬が納得できるくらいの散歩をしてあげることが理想的ですが、犬の体力というものは相当なものです。大型犬ともなると毎日に必要となる運動は小型犬の6倍以上要することになります。犬を初めて飼い始めた人が必ずぶち当たることになることかもしれません、例え基準とも言えるような時間と距離を歩いて帰ってもまだまだ遊び足りないと帰ることを拒むことなどいくらでもあります。犬の希望を満たすことを本気で考えたら、人間としても非常にありがたいことでしょう。ダイエットという体を絞るという意味合いでは、犬の散歩を真面目て取り組んでいれば犬としても、飼い主としてもある意味では非常に大助かりになったりすることもあります。
さて、この散歩ですが犬にとってはもちろん運動をすることで体の筋肉が衰えないことも当然含まれています。ですが散歩をすること=運動のため、というのではなくその他にも当然意味は付いてきます。知っているでしょうが、外出先に溢れるさまざまな匂いを嗅ぐ事、見たことのない場所へ行って活発に遊びまわることは犬にとって社交性豊かにすることが出来ます。今まで自分が知らなかった世界を知ることでより刺激を受けることで成長へと繋がって行くのです。そういう意味では散歩というものは非常に重要なんですよね、子供の頃は犬の散歩をすることの意味など知る良しもありませんでしたが、他の犬と触れ合ったりすることでより人間社会に適合できるような性格になることも可能になるのです。
個人的な体験談ですが、飼っていたゴールデン・レトリーバーの散歩をしているときに犬同士の洗礼というものを受ける場面に出くわしました。その時まだまだ遊びたがりの3歳くらいだったんですが、散歩をしているときにシベリアンハスキーの成犬と遭遇しました。好奇心旺盛な子供だったこともあって興味心身とばかりに突撃して言ったのですが、何とこともあろうことかお腹の部分に突撃するという愚行を起こしました。当然ハスキーはそんな横暴すぎる行動をした愛犬に対して攻撃行動を仕掛けてしまい、まさかの反撃に対して驚いてしまったということがありました。それ以降、暫くの間は不用意に飛び込むといったことをしなくなったので外的影響としては最高だったんだなぁとつくづく感じました。こういった例からしても、犬にとっては犬同士の礼儀という私たち人間には理解できないような世界のルールを勉強しているのです。どんなルールがあるのか知りたいところですが、詳細については犬たちにしか分からないので惜しいところかもしれません。
散歩となればどんな犬でも飛んで喜ぶ、というモノではないそうです。子犬の時期には散歩ではなく外の世界に慣れていないため、まずは屋外に鳴らすことから始めるそうです。これは子犬が産まれた家庭なら経験することなのかもしれません、その他の経験のない人からすれば未知の瞬間ではないでしょうか。私も既に訓練された後の犬散歩しかしたことがないので現場を目撃したわけではないのですが、言われてみると確かにそうかもしれません。いくら犬といっても今まで自分が知っている世界から飛び出して、広い世界での散歩というのは未知の冒険にも等しいものでしょう。それはさながら幼少期の子供に近くのスーパーに買い物行って来て、的な展開と同じでしょう。それくらい子犬にとっては散歩というものは全く新しいことを始めることになるのです。
散歩にすぐさま適応するかどうか、この違いに関してはやはり犬の性格によって左右されることでしょう。好奇心旺盛な犬種であるならすぐに散歩をすることに慣れるでしょうが、臆病な性格をしているのであればもはや歩くことさえままならなくなってしまうといいます。積極的に散歩へ趣こうとする子については問題ありませんが、怖がってへたりこんでしまう子犬は飼い主が抱いて少しずつ屋外にならしていくことから始めていかなければいけません。抱いてあげることもいいでしょうが、個人的にはうずくまっている子犬の側に座ってゆったりとした時間を過ごしながら子犬との穏やかな時間を過ごすというのも良いでしょう。私としてはそんなプルプル震えている犬を見ているのも物凄い愛らしくてそのまま見ていたくなるほどだと思います、下手をすれば鼻血を出してもおかしくないかもしれません。子犬本人からすれば怖くてしょうがないことなのかもしれませんが、溺愛している飼い主からすればそんな動物の姿を見るのも愛嬌というものです。動物飼いの真髄というものはここに極まってくると思います。もちろん限度を弁えてあげないと散歩嫌いになってしまう恐れもありますから、程ほどにしておきましょう。
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